• 7
    2月

    クリスマス会

    12月25日(水)看護部高齢者ケア委員会が企画したクリスマス会を行いました。 毎年行っている病棟クリスマス会ですが、今回は医師、看護師、助手によるピアノ・ハンドベルでの「きよしこの夜」の演奏、放射線技師によるバルーンアート、医師がサンタに扮して入院患者様一人一人にささやかなプレゼントを配りました。参加してくれた患者様の中には手拍子をして演奏を盛り上げてくれたり、涙ながらにプレゼントを喜んでくれた方もいらっしゃいました。短い時間でしたが、スタッフたちも患者様の笑顔を見ることができてうれしい時間になりました。 今後も入院生活の中でも季節を感じたり、少しでも楽しい時間を過ごせるようなレクリエーションを企画したいと思います。   看護部 高齢者委員会 吉田

  • 25
    12月

    認知症ケア研修会

    2024年12月3日に吉田看護副科長による認知症ケア研修会が行われました。 講義では認知症患者によくみられるBPSD(行動・心理症状)やせん妄のアセスメントの視点や、それら症状に対するケアのポイントについて学びました。 その後はグループに分かれ、病棟でもよくみかける「帰宅願望」が出現した患者のケアについて話し合いました。患者は認知機能低下により時間や場所が分からなくなるなど、自分の置かれている状況を理解することが難しくなり、更に慣れない部屋や慌ただしい雰囲気、知らない人たちに囲まれた病院の環境に不安を感じやすく、安心したい気持ちが「帰りたい」という言葉として現れている可能性があります。私達のグループは「帰れません」などの否定的な言葉は遣わず、本人を尊重する言葉遣いで、思いを傾聴する、行動を制止しないなど患者の尊厳を守り、安心を与える関わりをという意見が出ました。 他にも趣味を生かして気分転換を図るやできるだけ自宅の部屋に近いレイアウトにするなどの意見があり、とても勉強になりました。今回の研修会で認知症患者の症状の原因と理由を考え、ニーズを汲み取った関わりが大切だという事を再認識しました。これからの看護に活かしていきたいと思います。 看護師:生田

  • 10
    12月

    院内感染対策研修会

    11/28に切創防止の内容で院内感染講習会が開催されました。針刺し切創によりB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスなどの病原体の感染リスクが生じ、受傷者の免疫状況によっては、それらの体内への侵入が起因となり、感染症が発症するおそれがあります。そのため、回避する対策と受傷した場合の感染防止行動が重要になります。回避する対策としては、鋭利物を扱う場面のルール作りや安全装置器材の導入などが上げられます。受傷後の対策としては、ワクチン接種率を高めることや受傷後行動を的確に行うために標準化することで、感染リスクを減らすことができます。今回の講習から改めて病院全体で具体的かつ的確な対策を取り決めて全職員に周知することが重要と感じました。 検査科 植村

  • 15
    11月

    医療安全研修会

    1月7日に接遇・医療安全研修として、高溝事務部長より「ペイシェントハラスメント対策」ついて、中澤看護師から「安全な医療を提供するための10要点」という視点からの研修会が全職員を対象に開催されました。 近年、セクハラやパワハラ、カスハラなどハラスメント行為が注目されるようになっています。ハラスメントとは、「人を困らせる、嫌がらせ」という意味を持っていますが、今回のペイシェント(患者)ハラスメントとは「患者やその家族等の要求や言動が妥当性を欠き、または不相応な行為により、業務に支障が出るような悪質性がある」ものであり、クレーム(不満や改善の要望を合理的に伝える行為)とは異なるものであると研修内で伝えられました。医療とは命に関わる行為であり、私たち医療者側と医療を受ける側で信頼関係を築くことが求められます。その中で、お互いに真剣な故にわずかな行き違いや思い違いが、ハラスメントと呼ばれる行為を誘発してしまう可能性があると言えるでしょう。しかし、ハラスメント行為によって医療者が萎縮する、正確な判断が出来ない状況となり、結果として適正な医療の提供が出来なくなることは避けなければいけません。今回、当院のペイシェントハラスメント対策として学んだことを日々の業務内で活かしたいと思います。 「安全な医療を提供するための10の要点」とは、医療の最も基本的な要件の一つである「患者に安全な医療サービスを提供する」ために厚生労働省が策定した標語形式の内容です。実際の医療裁判の判例を導入に内容を学びましたが、病院という組織はオープンでもあり、その専門性や特性から閉鎖的なものでもあります。医療の安全性を担保するためには、患者への治療への理解が出来る説明、医療者それぞれの専門性の発揮、協働することの重要性、自己管理や事故予防対策の導入、医療環境を整えることも大切であると学びました。また、当院の医療安全対策の現状としての課題や出来ていることについても伝えられましたが、この10の視点から見返すと、当院にはまだまだ課題が出てくるのではないかと感じました。研修で学んだ視点から見えた課題をこれから「出来ていること」にするために、振り返りながら日々の業務にあたりたいと思います。                                   看護副科長 勝呂

  • 16
    10月

    褥瘡研修会を終えて

    褥瘡研修会を終えて   令和6年度9月19日に白十字の茂野さんによる褥瘡研修会が行われました。この研修会では、実際に様々な種類のオムツやパットを手に取って触らせていただきました。また、尿と想定した水を含ませたオムツの状態など、患者様が使用している状態を触って体験しました。 色々な説明がありましたが、印象に残っている内容としては、オムツに使用してある「パルプ」というものが、皮膚かぶれや肌の状態を維持できるよう弱酸性素材のパルプを使用していることです。オムツ内の菌増殖を抑制、皮膚バリア機能を正常に整えていることがわかりました。オムツ内の快適性UPのための「ムレ軽減・股下などの違和感軽減・弱酸性に保つ」この3つのポイントも知ることができました。また高齢者は成人と比べて睡眠自体も変化します。ノンレム睡眠が少ないため、通常のオムツの交換頻度だと夜間の交換時に安眠妨害させてしまうことがあります。今回研修会を行ってくれた業者さんのオムツでは、吸収率の良さや上記の3つのポイント+交換回数を減らし患者様の安眠を促すといった工夫がありました。 オムツやパットそれぞれに使用する患者様の皮膚トラブル軽減や、着用している時の安心感、また職員の負担軽減や業務の効率化など、とても考えられていることがわかり、知らなかった知識を知ることができた研修会でした。適切なオムツの使用が褥瘡や皮膚トラブルの予防に繋がることがわかったので、この知識を今後の業務に生かしていきたいと強く感じました。   看護助手:福士琴音

  • 8
    10月

    敬老会

    敬老会 9月17日に病棟で敬老会を開催しました。今回はカルタ大会がメインイベントで7名の患者さんが参加してくれて、笑いあり、涙もありのとても白熱したカルタ大会になりました。 カルタが終わったあとは、当院の厨房職員特製のピッツア(病院の畑でできたトマトを使用!)と温かいお茶を全員で美味しくいただきました。 参加してくれた患者さん、ありがとうございました。

  • 15
    8月

    ロワーマネジメント研修会

    7月16日ロワーマネジメント研修会が全部署管理職を対象に開催されました。 ロワーマネジメントという言葉をそもそも聞いたことがなく、一般的には企業や経営に関する用語のようで、「ロワーマネジメント=係長や現場監督など直接末端の業務を指揮、統制する職能のこと」それは当院の組織において各部署の管理職がそれにあたるものであり、自身に置き換えて関心を持って聞くことができました。 はじめは工藤透析科時科長からの発表で、「チームの成果を最大化するため管理職として何をすべきか」をテーマに、管理職の役割は1、上司の補佐役、2、部下の支援役、3、業務の推進役であり、組織の目標に向かって中核となって率先して働くことを求められているとの話でした。 次に勝呂副看護科長の発表はシュミレーション形式で行われ、管理職ならば、どのように立ちふるまうかを学習する機会を得ました。 総じて、管理職とは現場でチームを円滑に回せるように「業務管理」と「メンバーを取りまとめる」2つの役割があって、管理職としての技術も磨いていかなければならないと感じました。 リハビリ室 理学療法士 澤目

  • 30
    7月

    夏のイベント

    夏のイベント   利尻も本格的な夏になり、毎日暑い日が続いています。島民の皆さんは、漁やお手伝いにと忙しく過ごしておられます。 病院では普段は季節感を感じることは少ないですが、夏らしい行事を企画し、開催できたのでお知らせします。   ⭐︎七夕まつり🎋 利尻では旧暦にあたる、8月7日に七夕をするのが一般的です。少し早いのですが、今年も7月25日に「七夕まつり」をしました。 入院患者さん4名が参加してくださり、七夕体操、ゲーム(宝引き)をして、みんなでおやつをいただきました。おやつは七夕まつりに参加しなかった患者さんにも食べていただきました。 病棟では笹飾りをしています 栄養科職員が作ってくれた水まんじゅう 見た目も味もさわやかで夏らしいおやつ、大好評でした   ⭐︎病院菜園🍅 病院玄関前の花壇の一部を使って、5月から野菜を育てています。 入院患者さんと一緒に苗を植えて、ぐんぐんと大きくなり、ミニトマトは少しずつ収穫もできています。 外来患者さんにも見てもらえているようで、声をかけてもらうことがあり、嬉しく思っています。[...]

  • 4
    7月

    院内感染研修会を終えて

    院内感染研修会を終えて   令和6年6月27日に院内感染研修会が行われました。 今回の研修会では、A群溶連菌感染症をテーマに、普段の業務上の感染対策の2点について講義していただきました。 一つに溶連菌といっても何種類もあり、A群溶連菌感染症とはどのような症状が現れるのか、対症療法や、薬の効果的など、様々な点について詳しく教えていただき、子どもがいる職員が多い中、今後の感染対策や感染した後の対応などに役立てていけたらと思っております。 また、コロナウイルス感染症が5類となったことで、日々の感染対策の甘さを痛感しました。 手指消毒のやり方、消毒液の必要量、マスクのつけ方。今まで行っていた感染対策の自分自身で緩くし、家族や友人に感染させるリスクを自分であげていたことを強く思わされる研修会だったと思います。 今回の研修会を経て自分ができる感染対策をしていき、コロナウイルス感染症が5類になったからといって油断することなく、ほかの感染症にもしっかり対策をして、家族・友人・職場への感染拡大を防いで今後も業務に励みたいと思いました。   記載:事務 柴田

  • 12
    4月

    第7回院内研修発表会に参加して

    令和6年3月26日に当院で第7回院内研修発表会が開催されました。この院内研修発表会は、各部署の現状と課題を職員のみならず、組合長、両町の議員の方々、社会福祉関係機関の方々と共有し、島全体の医療の質の向上、地域住民の方々から信頼される病院につなげること、さらに今後の医療、福祉、地域の連携を深めるために行われました。組合長はじめ、両町議員、両町の関係機関の方々に多数参加していただきました。 発表では、5名の演者が自身の部署や役割での取り組みと課題についてスライドを使用し10分ほどで発表を行いました。いずれの発表も、患者様へより良いケアを提供できるために取り組んでいること、安全安楽を守るための取組、病院運営をも考えられた新しい検査の導入についてや、医師や看護師が常に切磋琢磨しながら医療の質を維持またはアップデートできるよう取り組んでいること、島民の未来までを考えた病院運営、今後の病院のみならず他職種連携についての発表があり、非常に内容の濃い院内研修発表会となりました。今回の院内研修発表会は、利尻島の医療や福祉、介護のさらなる発展に繋がる実りあるものとなったと感じました。 看護師  千田  恵