- 254月
第1回 鈴木看護師の救急看護勉強会
2022年4月21日 当院では、夜間休日、病棟看護師が救急外来の対応を行っています。病棟看護師の中には「外来対応が不安」という声が少なくなく、令和3年度は病棟教育委員会で外来対応時の不安な場面ついてアンケート調査を実施しました。今回は、その中で多かった「救急対応」について、全看護師を対象にした勉強会を行いました。 勉強会を担当した鈴木看護師は、救急外来での勤務経験が長く、救急看護学会にも所属していました。勉強会の中では、急変になる前に患者さんの「何か変」に気づくための観察のポイントや、苦手としている看護師も多い医師への報告の仕方、挿管介助の方法などがわかりやすく説明されました。経験豊富な鈴木看護師ならではの視点や、救命処置について最新の情報を取り入れた内容となっており、救急対応に苦手意識がある私も「これならできそう」と感じる内容でした。 勉強会終了後には次回の勉強会を期待する声も聞かれており、「鈴木看護師の救急看護勉強会」は今後シリーズ化していく予定です。 看護師 吉田
- 54月
伝達研修、がん疼痛、家族看護
◆ 最新!現場で活かせるがん疼痛マネジメント ◆ 家族看護、~家族の理解を深めよう 2022年3月30日(水) 最初に横井看護師による「現場で活かせるがん疼痛マネジメント」について研修を受けました。 現在進行がんの患者さんに現れる様々な症状には「痛み」が75%以上を占めており、痛みの性状も神経学的分類によるものや、痛みの出現や持続時間により定義されたものがあり、痛みをコントロールすることは患者のQOLに大きく影響を与えるということを学びました。 また、高齢者の疼痛に関しては生理学的変化や認知症によるもの、高齢者が痛みを訴えない様々な要因があり、オピオイドの使用には通常より慎重にならなければならないことを改めて学習しました。 痛みのマネジメントにおける看護師の役割においてはアセスメントする上での基本的なことである痛みの原因、項目、痛みの強さを表現するスケールの種類について知ることができました。 さらに、痛みに対しては全てNSAIDSやオピオイドだけでなく、抗うつ薬が有効であることもあり、痛みをマネジメントすることで患者の苦痛を軽減できると思いました。現在、終末期の患者さんの中には「できるだけ家で過ごしたい」と希望される方もおり、在宅での医療麻薬の取り扱いなども知ることができ、在宅療養を希望する際に注意が必要なこともわかりました。 次に不破看護師より「家族看護~家族の理解を深めよう」について研修を受けました。現在、超高齢化や核家族化、結婚に対する意識の変化から血縁だけではなく、「家族だと信じるものが家族」というものに変化してきているということ、そして看護の対象は患者だけではなく家族の一員である患者を含めた家族集団であることも知り、それぞれの家族の特徴をつかみ、家族とのコミュニケーションをとることで患者の療養生活を支えることができることを学びました。最後に事例を通してグループワークを行い、各グループの発表のなかで、家族への支援について学ぶことが出来ました。 入院日数の短縮、コロナの影響による面会制限、価値観の多様化により在宅療養の機会は増加しつつあります。今回の研修は、患者さん、家族の意思決定を支援し、療養生活を支えていくために有意義な研修でした。 看護師 水谷
- 253月
院内感染研修・医療安全研修・放射線安全研修(医療者向け)
3/17に院内感染研修では難波副看護科長・医療安全研修の伝達講習では勝呂看護副科長・放射線安全研修では近藤技師による講義を受けました。 ◆院内感染研修 COVID19が発生して2年が経ち当院でも、コロナ患者さんを受け入れ対応してきました。こういった研修会や日々の感染委員会の指導により知識や技術の向上につながり、当院では現在まで院内クラスターを出すことなく経過してきたと思います。 今回の講義で、病院全体がチーム一丸となって感染対策をすることの必要性を再確認することが出来ました。 ◆医療安全研修 「医療事故を最小限にするために」医師・看護師・助手・薬剤師・栄養師・放射線技師・リハビリ・事務など他職種間の良好なコミュニケーションが重要であり、その為には言いやすい環境づくりが必要です。 当院では、インシデント・アクシデントレポートを活用し、日々情報共有し対策を挙げ、事故の発生を防ぐ努力をしています。しかしながら事故をゼロにすることは難しく、そういった時に対象者や家族の思いも真摯に受け止め対応することの重要性を感じました。 ◆放射線安全研修 外来では、被ばくに関する説明をしていますが、 ・患者さんは、どんなに安心な検査でも自分が納得できないと安心できない ・安心の基準は患者個々のリスクに対する知識量、価値観に依存 ・医療被曝に関する説明は画一的ではダメ ということを念頭に個々にあった説明ができるようにしていきたいと感じました。 今回の研修を通し、私も島民の一員として島民の方々の安全と健康をしっかり守っていくことが出来るように今後も努力して行こうと感じました。 看護師 水貝
- 253月
認知症・看護補助者研修会
3/22の認知症・看護補助者研修会内容 「パーソン・センタードケアについて学ぼう」長谷川晃恵看護師 「身体拘束と認知症看護についてみんなで悩んで考えてみませんか?」飯田看護科長 〇「パーソン・センタードケアについて学ぼう」 現在当院でも認知症患者さんは多くなってきています。同じことを何度もお話しされたり、訴え続けたり、時にはBPSDを発症してしまうケースもあります。日々カンファレンスや医師と相談しながらケアにあたっていても、わかってあげられない感情やケアの達成感がなくもやもやとした思いをもっている看護師は少なくないと思います。しかし、今回のパーソン・センタードケアについて学び、5つの要素の重要性や満たされないニーズは何かを探ることにより患者さんの価値を高める行為に繋がっていくことを学びました。 その人の価値を尊重し介護・看護する側がその人の視点にたってみるのがパーソン・センタードケアであり、今後の看護に活かしていきたいと思いました。 〇「身体拘束と認知症看護についてみんなで悩んで考えてみませんか?」 身体拘束の座学後、実際に身体拘束を体験しました。ベッド上体幹抑制・両上肢抑制(無言でおこなう・転倒や転落が心配だから抑制させてもらう旨を説明してから抑制をおこなう)、車椅子ベルトを使用するパターン、4点柵の世界観を体験する、ミトン装着(無言でミトン装着をおこなう・大事なチューブが抜けると出血や肺炎発生の恐れがあって心配だからミトンを装着させてもらう旨を説明してから抑制をおこなう)を各グループに分かれ体験しました。掻痒感があってもかけない状態で、訴えることができない感情を体験するためマッサージ器を使用し掻痒感を誘発させて体験しました。体験を終えて体幹抑制や両上肢抑制をされていたら、必要性を説明されても頭に入ってこず、「ただ恐怖感だけがあった」「痒くてもかけない状態が辛すぎた」「上肢抑制は時間がたつと手首が痛くなってきた」「ミトンはすぐに手汗をかき気持ち悪い」など発表されました。当院でも身体拘束は安全な医療を提供するために行うことがあります。しかし、身体拘束を行わなければいけない現状について医療従事者側も倫理観や気持ちの良くない思いなど抱えながらおこなっています。多職種とのカンファレンスやベッドサイドカンファレンス、身体拘束をおこなっている理由は説明できるか?患者さんのためか?チームメンバーみんながそれぞれの倫理観があることを忘れずお互いの考えや思いを知ることの大切さや私たちのケアで悪化させることも、改善させることもあり、ケアに責任をもつことを再認識できました。みんなで体験し話あうことで自分の倫理観は間違っていなかったんだ、そんな思いもあるんだなど聞くことができ、とても意義のある研修会となりました。 看護師 花房
- 61月
一般職向け病院研修について
「感染症と感染対策」及び「医療安全管理におけるインシデント・アクシデントレポート」について、一般職向けの研修会が行われました。 ○「感染症と感染対策」について 「感染症」とは、どのようなことなのかを改めて学びました。「感染対策」としては、感染している方を見分けることは容易ではないため、すべての方を対象に、汗を除いた全ての血液、体液、分泌物、排泄物、傷のある皮膚、粘膜に接する可能性がある場合は、感染の可能性があると考えて対応することが分かりました。 また、手を使って生活をしている私たちにとっては、手指衛生が必要であると実感しました。職員の普段の手指消毒と手洗いの実践を行いましたが、職員によっては、不十分な消毒の仕方をしている方もいました。そのため各自改善が必要です。 ○「医療事故と医療安全管理におけるインシデント・アクシデントレポート」について 「医療事故」とは、医療にかかわる場所で、医療の全過程において発生するすべての人身事故のことであり、また、医療従事者の過失の有無を問わないことを学んだ。例として、院内で患者様が滑って転び、間違った医療行為が実施されたなどが挙げられます。 「医療事故」が起きたまたは、起きそうになった場合「インシデント・アクシデントレポート」等の報告書が必要です。理由として、事故防止とより良い病院作り、何より自分自身のために必要であり。報告したことを書面に残さない事で多くのリスクが生まれるからです。書面に残せば解決または、業務の改善に繋がることが分かりました。 研修を受け、「医療事故」はすべての職員が発見者、当事者になりえるものだと実感しました。自分自身が実際に「インシデント・アクシデントレポート」作成する事例にあった場合、その事例に対し、後悔や業務に対しての自信を無くすと思います。しかし、同じような気持ちを持つ職員を増やさないために、小さな出来事でもレポートとして、残していくことが大切だと思いました。 事務部主事 内田
- 111月
看護部 伝達研修会について
- 79月
2021年9月2日院内感染研修会
- 17月
医療安全研修会
- 14月
認知症研修会
- 193月
看護補助者研修 ~チームで働くために必要なこと~