令和7年2月13日に薬事・放射線研修が実施されました。
薬事研修会では、第一三共から講師の方が来られて不眠症に対するアプローチの講義がなされました。
不眠症は多くの患者がおり、その大多数が薬によるコントロールは依存性が高いと認識しているデータがあります。ただ現在はその依存性が高いとされるベンゾジアゼピン系以外の薬であるオレキシンに作用する薬が有効である旨の説明を受けました。
不眠症は寝つきが悪いタイプと中途覚醒タイプ・早朝覚醒タイプに分かれており、そのどれにも効果があるようなので、眠剤に依存性が高いと不安に思っている患者さんには説明を丁寧にした上で、内服での治療を進めていいのではないかと思いました。
次に放射線研修会では、当院の放射線技師から医療事故の事案に関して原因と対策の研修を受けました。
以前の病院でMRI中に酸素ボンベが吹き飛んだ事例を聞いた事があったので、放射線関連の事故は致命傷になりかねないと思っており再度その認識を改めることができました。
他職種が関わることが多いとその分伝達不足や、多忙から確認がスルーされ事故に繋がる恐れがある為にチェックリストの活用などを通して十分注意する必要があると感じました。
看護師 大野 裕也