9月17日、「災害につよくなろう~トリアージ編~」と題して、災害救急の看護部勉強会が行われました。勉強会の講義を務めた大野看護師は、過去に勤務していた病院での災害救急に関する資格を取得しており、その知識を活かした内容となっていました。

トリアージとは、限られた医療資源のもとで一人でも多くの傷病者を救うために、治療および搬送の順位をつけることです。勉強会の中では、救急対応と災害対応の違いや、トリアージの方法について講義を受け、事例を元に実際にトリアージタグへの記載も行いました。実際に行ってみることで、複写の用紙に強い筆圧で書くこと、数秒で判断(トリアージ)することの難しさを体験することが出来ました。

利尻島で地震や津波などの災害が起こった場合、負傷者が運ばれてくるのは当院であり、対応するのは私達医療者です。起こって欲しくはないことではありますが、もしもの時に備えて災害対応について学び、訓練を行っておく必要があると実感しました。

勉強会には、当院事務部長と放射線科長、利尻町役場の保健師さん、沓形小学校の4年生1名も参加してくれました。これからも、院内外の方へも勉強会の案内をしていき、みんなで学ぶ機会が設けられたら良いなと思いました。

看護部 吉田