千田看護副科長と岡田看護師を講師として行われました。

当院では特に高齢で、認知症のある患者さんの看護に携わる場面も多くなってきました。対応に困るせん妄症状に対し今回の研修ではアセスメントに必要な情報収集の仕方、その情報から患者さんに何が起きているのかをアセスメントできるようにグループワークで事例の検討を行いました。

まず、せん妄のタイプを判別し、せん妄の原因「準備因子」「直接因子」「促進因子」をグループ毎に話し合いを行い、看護師としてどのようなケアができるのか、又、予防をしていくにはどのような対策を立てそれに沿ったケアを行っていけば良いのか等、それぞれの因子毎に各グループで発表を行いました。患者さんに対してのケアでのアセスメントの発表では同じ看護職ではありますが、事例の捉え方でケアへの考え方の違いがわかり「こんな考え方、やり方もあるのか」と驚かされたり、感心させられたり、考えさせられたりもしました。今回の事例は入院患者さんでしたが、外来通院されている患者さんに対するアセスメントにも役立てることができたらと思いました。

今回の研修で学んだ事を少しでも業務に活かし、より良いケアに繋げられるように取り組んでいけたらと思います。様々なケアへの意見が聞けて有意義な研修会となりました。

外来看護師 斉藤